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市場・トレンド情報

展示会レポート:アトモスフェール展/アトリエ展、プルミエーレ・クラス展/ザ・ボックス展~2012年秋冬のトレンド~

2012年2月
分野:ファッション

2012年3月2日~5日、プレタポルテを扱うアトモスフェール展、アトリエ展(場所:チュイルリー庭園)、アクセサリー・雑貨を扱うプルミエール・クラス展、ザ・ボックス展(場所:カンボン通り)が開催された。
今期は WSN Developpement外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます により上記の4展示会に再編成されて開催される初の展示会であったが、4展示会合計で16,908人の来場が記録され、前年より来場者が増えたと報道されている。

アトモスフェール展/アトリエ展

プレタポルテを扱うアトモスフェール展には70ブランドが出展、アトリエ展には40ブランドが出展した。出展物の傾向を以下に紹介する。

  • 今風にアレンジされたヴィンテージのワンピース、フローラルプリント、ジオメトリックプリント、パネルプリントなどのプリントものが多い。総レース、部分使いレースのワンピースなど、秋冬ものでもノースリーヴが多い。
  • 様々なツイードのジャケット、コートは注目。ツイードもハリスツイードから、毛足の長い立体的なツイードまであり、色もカラフルで楽しいデザイン。
  • ニットはローゲージのカーディガンコート、ロングセーターは手編み、あるいは手編風が多い。網状に編んだセーター、カーディガン、ファー付きのニットコートなど、高級感と日常感がミックスされている。
  • パンツよりスカートが多く、ストレート、フレア、アシメトリックなドレープ、ドレープ巻きのスカートなど様々。素材は無地の薄手ウール、ヴィスコーズ、シルク。また、ジオメトリックプリント、アニマルプリント、ヴインテージ、小モチーフのプリントが多い。
  • 少ないパンツは、良質ウール(5~6%のエラスタン)のおとなしいシルエット、ウエストラインは普通に戻り、サンローラン風のクラッシックなスタイル。
  • デニムはほんの一部。カラー・ジーンズ、プリントなど。どれも大半がスリム、あるいはストレート。

プルミエール・クラス展/ザ・ボックス展

アクセサリー・雑貨を扱うプルミエール・クラスには、23カ国から約370ブランドが出展した。うち新規は30ブランド。ザ・ボックスには約100ブランドが出展し、そのうち7割が新規の出展であった。出展物の傾向を以下に紹介する。

  • プルミエール・クラスは全体のアイテムのバランスがよく、雑貨展として欠かせなくなってきている。定番で無難なものより、クリエイティブ性の高いものが売れているようだ。
  • フランスのバイヤーは少ないようだが、欧州他国のバイヤー、日本のバイヤーが多く見られた。パリの展示会に出展しているブランドをより評価し、パリで買い付けている。
  • バッグ類は例年より少なく、装身具、帽子、首回りのものが増えている。
  • バッグはトラベルバッグ、正方形、あるいは縦長のトートが多い。シーズンものでは、ポニーや子牛の毛を使ったもの、アルパカ、ツイードの部分使いなど、服の延長素材も見られる。
  • フランスの出展者では、“MADE IN FRANCE”をブースに掲げているブランドもあり、いいものが一見して分かるように努めている。
  • 靴は、ブーツ、紐つきの靴、モカシン、バレリンと様々。踵の高い特別なモデル以外はほとんどがタウン用の日常靴。価格は卸価格で90~150 ユーロ。ブーツは150~220ユーロ。生産国はイタリア、スペイン、ポルトガルが多いが、カジュアル系では中国製が多い。
  • 首回りアイテムでは、スカーフ、マフラーが年間を通して見られるが、素材の種類は秋冬ものが格段に多い。多い素材はカシミア、シルク、ウール、さらにはニット、ファー。また、無地風プリント、モチーフプリント、ジオメトリック、織物と多種多彩。

(パリ事務所)