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韓国銀行、基準金利を0.25ポイント引き上げ、1.00%に

(韓国)

ソウル発

2021年11月29日

韓国銀行(中央銀行)は11月25日、金融政策を協議する金融通貨委員会を開き、基準金利(政策金利)を0.25ポイント引き上げ、1.00%とすると発表した(2021年8月30日記事参照)。韓国銀行は基準金利の引き上げに関し、経済状況や物価、金融政策について、次のように説明した。

1.経済状況

新型コロナウイルス感染拡大にもかかわらず、主要国のワクチン接種拡大や経済活動制限の緩和などで、世界経済は回復傾向が続いている。国際金融市場では、世界的なインフレ懸念や主要国の金融政策に対する期待の変化などで国債金利の変動性が拡大し、ドル高が進んでいる。株価は業績好調な企業などを背景に、先進国を中心に上昇している。国内経済は回復傾向にある。世界的なサプライチェーンの混乱の影響で設備投資は若干、調整したものの、輸出は好調で、民間消費もワクチン接種拡大や防疫措置緩和に支えられて速いスピードで回復している。2021年の実質GDP成長率は4%、2022年は3%になると予想される。

2.物価上昇率

消費者物価の上昇率は、石油類の価格上昇幅の拡大、2020年の公共サービス価格引き下げによるベース効果などにより、3%台前半に上昇している。コアインフレ率も2%台半ばに上昇した。今後、消費者物価の上昇率は2%を上回った後、次第に下落し、2022年は2%程度になると見込まれ、コアインフレ率は1%台後半の水準になると予想される。

3.金融政策

金融市場では、国内外の金融政策の正常化に対する期待が高まり、3年物を中心に国債金利が上昇した。株価は主要国の株価の動きを受けて小幅上昇し、ウォン高ドル安が進行した。家計負債の増加規模はやや縮小し、住宅価格は首都圏と地方の双方で高い上昇を続けている。新型コロナウイルスに関連する不確実性がいまだ残っているが、国内経済が順調な成長を続け、物価が相当期間で目標水準を上回ると予想されるため、今後の金融政策の緩和程度を適切に調整する。

(当間正明)

(韓国)

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