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カナダ、10月30日から連邦政府職員や航空機・鉄道・旅客船利用者にワクチン接種を義務付け

(カナダ)

トロント発

2021年10月07日

カナダのジャスティン・トルドー首相およびクリスティア・フリーランド副首相は10月6日、連邦政府の規制対象になっている航空、長距離鉄道、海上輸送部門の従業員およびカナダ発の航空便、長距離鉄道、クルーズ船などの旅客船の利用者に対して、10月30日からワクチンの完全接種を義務付けることを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。連邦政府は8月13日付で本措置の検討を明らかにしていたが(2021年8月19日記事参照)、8月15日付で公示された連邦選挙により9月20日の投開票で結果が明らかになるまで実施が凍結されていた(2021年9月22日記事参照)。

具体的には、以下に該当する12歳以上の全ての旅行者に接種が義務付けられる。

  • カナダ国内の空港から出発する国内線、国際線の航空旅客
  • VIA鉄道およびロッキーマウンテニア鉄道を利用する鉄道旅客
  • 24時間以上の航海を行うクルーズ船などの不要不急の旅客船を利用する海上旅客

11月30日までは移行期間として、渡航前72時間以内の有効な新型コロナウイルス分子検査結果を提示することで旅行が可能だが、その後は、緊急の渡航や医学的にワクチン接種ができない場合などの限られた例外を除き、全渡航者を対象に完全なワクチン接種が義務付けられる。

ワクチン接種状況の確認方法については、航空・鉄道・船舶各企業に委ねられ、連邦政府関係者は「各企業が州のワクチンパスポートを接種状況の証明として受け入れることを期待している」と述べた(CBCニュース10月6日)。連邦政府は8月11日付で国レベルでの「ワクチンパスポート」導入予定について発表済みだが、10月6日の発表でも「海外渡航用の標準化された汎(はん)カナダワクチン接種証明書が州や準州と共同で開発されている。旅行者がデジタル形式で入手可能で、簡単に認識でき、信頼できるものになる」と説明するにとどまり、詳細はまだ明らかにしていない。

トルドー首相とフリーランド副首相は本発表に合わせて、連邦政府職員へ10月29日までにワクチン接種証明を提出するよう発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますし、国を挙げてワクチン接種率の向上に取り組む姿勢を示した。カナダでは、ワクチン接種可能な12歳以上の人口のうち88%が少なくとも1回のワクチン接種を受けているが、ワクチン接種未完了者は400万人以上いると推測されており(CBCニュース10月6日)、トルドー首相は会見で「カナダでは、国全体で全ての人が完全接種できるだけの十分なワクチンが確保されており、まだ接種していない全てのカナダ人には、今日にでも接種の予約をしてほしい」と述べた。

(飯田洋子)

(カナダ)

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