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高度な理数系人材が基盤のエコシステム、ジェトロがウェビナー

(ロシア)

モスクワ発

2021年08月11日

ジェトロは8月5日、ロシアのスタートアップ育成の中心的存在であるスコルコボ基金と、国有ベンチャーキャピタルとしてスタートアップ育成に注力するロシアベンチャー会社(RVC)から講師を迎え、ロシアのスタートアップ・エコシステムの現状に関するオンラインセミナーを開催した。ジェトロが提供するオープンイノベーション・ブリーフィング・サービスの対象地域を8月からロシアに拡大したことに合わせたもの。

ロシアのスタートアップ、さらにそれを取り巻くエコシステムを形成する根幹にあるのは、理数系高度人材の層の厚さだ。ジェトロ・モスクワ事務所の梅津哲也所長は、モスクワ市がエコシステムとして高い評価(注1)を得ている背景には、際立った才能を持つ技術者、自然科学や数学に強い人材の豊富さがあると解説した。世界知的所有権機関(WIPO)の「世界イノベ―ション指数外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」では、理工系人材の輩出や特許・実用新案出願数への評価が高い。

スコルコボのリリヤ・アディヤトゥリナ国際アクセラレーション・チームリーダーは、スコルコボの人材開発の取り組みとしてスコルコボ科学技術研究所(スコルテック)の例を挙げた。同研究所は米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)と連携し、研究者や起業家の育成を通じて高度な科学関連知識の振興を図っている。アディヤトゥリナ・チームリーダーは参加企業に「スコルテックを活用しての共同研究を」と呼び掛けた。

写真 アディヤトゥリナ氏の講演(ジェトロ撮影)

アディヤトゥリナ氏の講演(ジェトロ撮影)

RVCのアニ・オガネシヤン「GenerationS」(注2)国際プロジェクトリーダーは、ロシア企業は既にこれらロシアの高度人材を活用した研究開発の外部委託を進めていると指摘。RVCが取り組むロシアのスタートアップと国内外企業とのコンタクト創出のアクセラレーションプログラムを紹介し、日本企業に対して同プログラムへの参画を通じたロシア高度人材の活用を提案した。

写真 RVCのオガネシヤン氏の講演(ジェトロ撮影)

RVCのオガネシヤン氏の講演(ジェトロ撮影)

(注1)イスラエルのスタートアップ調査機関「スタートアップ・ブリンク」のGlobal Startup Ecosystem Index 2021で第9位、米国のスタートアップ・エコシステム評価機関「スタートアップ・ゲノム」のTop 100 Emerging Ecosystem Rankings 2020で20位など。

(注2)RVCが開催する技術系スタートアップへの支援プログラム。

(梅津哲也)

(ロシア)

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