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カセムラート・インターナショナル病院ビエンチャンがオープン

(ラオス)

ビエンチャン発

2021年08月30日

ラオスの首都ビエンチャンにあるカセムラート・インターナショナル病院ビエンチャン(KIHV)が8月19日にオープンした。同病院が提供する広範かつ高度な医療サービスは、ラオスの駐在外国人がアクセスできる医療の選択肢を広げると期待される。

KIHVは、タイ国内にカセムラート病院など複数の病院を運営するバンコク・チェーンホスピタルがラオスの国内資本との合弁で設立した民間総合病院。外科、内科、循環器科、産婦人科、歯科、眼科など各分野のタイ人専門医が在籍し、英語での対応も可能。また、外国人向けのサービスとして今後、日本語を含む外国語対応可能な医療通訳を常駐させることも検討中だ。ラオスでは配備している病院が少ないMRIやCTスキャン、人工透析などの医療機器も完備しており、24時間態勢で救急救命にも対応する。2021年内には脳梗塞や心筋梗塞など、従来ラオスでは対応が難しかった疾患の治療体制を整備する方針だ。KIHVで治療不可と判断された患者は、医療環境がより優れている隣国タイの病院への搬送を専門チームが迅速にサポートするとしている(KIHVの施設など詳細については添付資料表参照)。

ジェトロは8月24日、KIHVのスーポン・イントララワン医長を講師に招き、在留日本人を対象としたオンラインセミナーを実施した。スーポン氏は、提供する医療サービスなどに関するプレゼンテーションを行った上で、事前に参加者から寄せられた主要な質問に回答した。

ラオスの脆弱(ぜいじゃく)な医療体制は、日本企業の駐在員の間でも最大の懸念事項の1つで、2020年3月に新型コロナウイルスの流行によって陸上国境が閉鎖され、一般人の出入国が原則禁止となって以降、タイで医療サービスを受けるというそれまでの日常が途絶していた。オンラインセミナーに参加した日本企業のラオス事務所代表者は「これまでのラオスの医療では受けられる処置が限られており、緊急の場合にはタイへの搬送を要し、時間との勝負となるケースもあり不安だった。KIHVのオープンによって、国際レベルの医療を当地で受けられることになり、ラオス居住者のより安心な生活につながる」と期待を語った。

写真 KIHVの外観(ジェトロ撮影)

KIHVの外観(ジェトロ撮影)

(岡田脩太郎)

(ラオス)

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