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2021年のGDP成長率予測6.0~7.0%に上方修正

(シンガポール)

シンガポール発

2021年08月11日

シンガポール貿易産業省(MTI)は8月11日、2021年上半期の国内経済が予想を上回る成長だったことを受け、2021年通年のGDP成長予測を2020年11月発表の「前年比4.0~6.0%」から、「6.0~7.0%」へと上方修正すると発表した。MTIによると、2021年上半期のGDP成長率は前年同期比7.7%だった(添付資料表参照)。

シンガポールでは、変異株を含む新型コロナウイルス感染再拡大を受けて7月22日から飲食店内の食事の禁止など感染防止策を再強化したが、8月10日から4段階での経済活動再開を始めている(2021年8月10日記事参照)。MTIは、国際需要増に支えられるかたちで、「(今年)下半期も国内経済が段階的に回復を続ける」との見通しを示した。しかし、その回復の程度が分野ごとに異なる、と述べた。エレクトロニクスや精密エンジニアリングなど製造業を中心に国外需要に支えられる部門は今後も堅調な見通しな一方で、航空、観光部門についてはこれまでの予想よりも回復が遅いと見込まれるとしている。また、MTIは、小売りや飲食など国内消費部門は今後の経済活動の再開に支えられる一方、建設・海洋オフショア部門については外国人労働者の入国規制に伴う労働者の不足が回復を引き続き遅らす、と指摘した。

MTIによると、同国のGDP成長率は2021年第1四半期に季節調整済みの改定値で前期比3.3%だったが、第2四半期にはマイナス1.8%とマイナスに転換した。

<非石油部門の地場輸出も2021年に前年比7.0~8.0%増加へ>

一方、MTI管轄下の産業・貿易振興機関エンタープライズ・シンガポール(ESG)も同11日、2021年第2四半期の輸出が予想よりも堅調だったこと受け、同国の輸出指標である非石油部門の地場輸出(注)の2021年通年の見通しを、5月25日発表の予測「前年比1.0~3.0%増」から、「7.0~8.0%増」へと上方修正した。非石油地場輸出は同年第1四半期の前年同期比9.7%増から、第2四半期に10.1%増となり、2期連続でプラス成長だった。ESGは、2021年通年の貿易総額の見通しも、同5月25日発表の予測「5.0~7.0%増」から、「13.0~14.0%増」へと大幅に上方修正した。

(注)自国生産による物品輸出で、再輸出を除く。

(本田智津絵)

(シンガポール)

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