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新型コロナワクチン接種者の移動制限を緩和も、国境封鎖は6月15日まで延長

(チリ)

サンティアゴ発

2021年05月27日

チリ政府は5月26日から、18歳以上の新型コロナウイルスワクチン接種完了者(注1)向けに、国内の移動制限を緩和する「特別移動許可証(Pase de Movilidad)」の発行を開始した。許可証は、政府が運営する専用のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから取得することができるが、対象者が70歳以上の場合は、ワクチン接種会場で配布されるワクチン接種カード(接種したワクチンの種別と日付記載)と自身の身分証明書を提示することで、代替が可能となっている。

特別移動許可証の所持者は、規制緩和計画の第1段階(注2)と第2段階(注3)の地域に居住する場合でも、チリ警察が発行する事前許可を取得せずに外出することが可能になる。また、州を越えての移動も、第1段階以外の地域で解禁される。一方で、特別移動許可証を取得しても、夜間外出禁止令や集会の人数制限などの規制緩和計画上の規則は引き続き順守する必要がある。保健省は、あくまでも部分的な移動制限の緩和を目的に発行する証明書である点を強調しつつ、今後もマスク着用とソーシャルディスタンスの確保、手洗い、換気などの感染対策を徹底するよう呼びかけている。

ワクチン接種完了者の移動制限を緩和した一方で、チリ保健省は5月24日、5月末を期限としていた国境封鎖措置(2021年4月28日記事参照)を6月15日まで延長すると発表した。4月初旬に感染者急増を受けて開始した国境封鎖措置だが、今回で2度目の延長となった。国内ではワクチン接種者の増加を受けて規制緩和が進む中、政府の想定よりも感染者数が減少していないというジレンマが今回の再延長の決定につながったとみられている。

(注1)所定の回数のワクチン接種を完了した後、14日以上が経過した者と定義。

(注2)外出禁止措置(Cuarentena)が常に発令されている状態で、5段階ある規制緩和計画の中で最も規制が厳しい段階。

(注3)土日祝日の外出禁止措置(Cuarentena)が発令されている状態で、5段階ある規制緩和計画の中で2番目に規制が厳しい段階。

(岡戸美澪)

(チリ)

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