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南ア、新自動車産業政策を2021年7月に施行へ、国内市場の回復は鈍く

(南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2020年12月14日

南アフリカ共和国の自動車製造者協会(NAAMSA)は12月1日のプレスリリースPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で、「ポスト自動車生産開発プログラム(ポストAPDPもしくはAPDP2)」を2021年7月1日から施行することを決定したと発表した。南アでは、2013年から続く既存のAPDPが2020年に失効することを踏まえ、2018年11月に貿易産業競争省が2021~2035年の自動車産業政策「南ア自動車基本計画2035(SAAM)」を発表した(2018年12月3日記事参照)。その具体的達成手段となるAPDPの改正・延長を閣議決定しており、ポストAPDPの詳細や施行時期の発表が待たれていた。

今回のNAAMSAの発表では、施行予定日以外の詳細は明らかにされなかったが、2020年内にパブリックコメント用の草案を発表する予定だとした。2018年11月発表時点のSAAMの目標では、2030年までに国内生産台数を140万台に拡大すること(2019年の生産実績は約63万台、2020年3月17日記事参照)や、現地調達率の6割までの拡大(2018年時点で4割弱)を目指すことなどが掲げられている。

NAAMSAは今回のプレスリリースにおいて、2020年11月の国内新車販売台数(乗用車)は、前年同月比18.1%減となる2万5,707台で、2020年11月までの輸出台数は前年同期比32.9%減にとどまっているとした。3月に国内で新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、乗用車などの販売が一時制限され(2020年5月18日記事参照)、その後の制限緩和に伴い、生産、販売、輸出ともに回復傾向がみられるものの、本格的な新車市場の成長には程遠い状況だとしている。

NAAMSAの発表では、自動車産業は南アのGDPの6.4%(工業総生産額の27.6%)を占める主要産業の1つで、2019年の国内新車販売台数(商用車を含む)は約53万6,000台だった。NAAMSAは3月に2020年の新車販売台数を52万5,000台と予測していたが、現地大手銀行ウェスバンクのクリス・デ・コック最高経営責任者(CEO)は、在宅勤務などによる働き方の変化や自動車利用の低下による買い控えなどにより、国内新車市場は50万台に達しないとの見方を示していた(「エンジニアリング・ニュース」12月2日)。

(高橋史)

(南アフリカ共和国)

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